2009年07月21日

読みごたえがありました

3連休とはいえ、土曜日は昼過ぎまで仕事。昨日はマラソン。
しかし、この連休で読みかけの連載を読み終える。 

ひとつは、山崎豊子の「運命の人」14
実際に起こった事件や事故をもとに、執筆した作品は、
どれほどの量と時間を執筆の準備にかけているのか。 

他の著書でも、その後の金融統合を暗示していたかのような「華麗なる一族」
現在の日本航空の凋落を予感させる「沈まぬ太陽」
などなど、「運命の人」の主人公と同じ、新聞記者あがりで、
実は彼女自身が、権力の中枢と接点があるのではと疑うリアリティがある。  


もうひとつは、村上春樹の「1Q84」BOOK12
発売方法、その後の売れ行きから、世間の評価はさまざま。
発売後2ヶ月温め、その間、本人を見かけて、著者をイメージして読んでみました。

「サラ〜」とした透明感のある文体と、
トライアスロンのゴールでうなだれる彼の姿とは、重なりませんが、
人生のスパイスとして、走ってる、感じているのだろうなと

海外から評価されるのは、この文体が英訳しても伝わるからで、
実際、思考は英語で構成されているのかも。  


最後は、西木正明の「ウェルカムトゥパールハーバー」上下2
これも500ページを超える大作で、読み終えたら朝だった。
彼は対戦前後の話題を多く取り上げて、疎い近代史にも興味が沸く。

歴史小説は、99%の事実と1%の脚色が大切だと感じる内容。

今月はじめに鑑賞した劇団四季の「異国の丘」は、
彼の「夢顔さんによろしく」を原作にした作品。 

私の父親もシベリヤに抑留されたが、詳しく話を聞いたことがない。
私達は過去から学ばねばならないが、
当事者たちは事実を語りたがらないものだろう。


posted by Terry at 06:53| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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